茁壮成长在夏天的孩子们
▼東京·表参道のケヤキ並木が勢いを増してきた。通り雨に洗われ、あり余る緑色をショーウインドーや水たまりに滴らせている。少し前まで頼りなげな若芽だったのにと、樹幹が宿す力に驚く。四季を回す力である。
东京表参道的榉树,长势越发的好了。阵雨冲刷过后,浓浓的绿色将橱窗和水洼映衬得青翠欲滴。稍早前还柔弱无助的嫩芽的变化以及树干中蕴藏的力量,让人惊诧。这是一种令四季轮回的力量。
▼きょうの立夏から、暦は夏に入る。街路樹ばかりか、生あるものすべてが躍る候。伸び盛りにある命は、新陳代謝を重ねて弾む。〈子の髪に少女の匂(にお)ひ夏来たる〉三村純也。
自今日的立夏开始,从节气上便进入夏季了。这个时节,不仅仅是街边的行道树,也是所有生命跃动的时候。正在伸展的生命,生机勃勃地进行着新陈代谢。三村纯有俳句云:女童的头发中散发着少女的气息,夏天来了。
▼新緑まぶしい季節に置かれた「こどもの日」が60回目を迎えた。子どもの人格を重んじ、幸福を図り、母に感謝すると定められたのは1948(昭和23)年夏。第1回を祝った翌49年、世の歓呼にこたえるように270万人の産声が響いた。戦後ベビーブームの頂点だ。
在这新绿耀眼的季节里,我们迎来了第60个“儿童日”。1948年夏天,儿童日被定为尊重儿童的人格;祈求幸福;感谢母亲的节日。此后第一次庆祝该节日的49年,仿佛回应世间的欢呼一般,有270万个婴儿呱呱坠地,达到了战后婴儿潮的顶点。
▼昨今の出生数は100万人強、往時の4割にとどまる。人類が経験したことのないペースで高齢化する日本。生まれ来る子どもたちは、社会全体の授かりものになるだろう。もちろん、望む人が産みやすい世にするのが先である。
当前的出生人数为100万多一点,停留在以往的40%。日本正以人类从未经历过的速度步入老龄化。即将出生的儿童,应该是全社会的天赐之宝。当然,在这之前,要使这个世界成为一个让那些有生育愿望的人能够轻松养育下一代的世界。
▼全国200の児童相談所には、虐待に絡んだ相談が日々寄せられている。06年度は3万7千件で、10年前の約10倍だ。近所や学校など、周りの目がそれだけ厳しくなったと思いたい。もっぱら親から子へと、縦に細く継がれてきた子育ての知恵を、地域や同世代で分かち合えないものか。
全国200所儿童相谈所不断接到有关虐待的咨询。06年达到3万7千件,约是10年前的10倍。我希望这个问题可以引起住所附近以及学校人们的重视。原来由父母亲向子女纵向地、一点点地传承的育儿经验,难道就不能在地区内或同代间分享吗?
▼生まれより育ち、という。あるべき論だけでなく、そう願う親心がにじむ。だからこそ、保護者には責任が、子どもには可能性が生じる。育てる力と、育つ力。ここが崩れた社会に、まぶしい季節は巡り来ない。
有这样一个说法,叫做育重于生。这不但是一个应有的观点,还渗透着父母的心愿。正因为如此,它对于监护人来说是责任,对于儿童来说是发生各种可能的机会。生育的能力和养育的精力——在这两点业已崩溃的社会上,眩目的季节是无法降临的。
解说:
1,授かりもの(さずかりもの):神仏などからたまわったもの。天から与えられたもの。「子供は天からの―だ」
2,わかち‐あ·う【分(か)ち合う】 [動ワ五(ハ四)]互いに分ける。分け合う。「喜びも悲しみも―·う」
东京表参道的榉树,长势越发的好了。阵雨冲刷过后,浓浓的绿色将橱窗和水洼映衬得青翠欲滴。稍早前还柔弱无助的嫩芽的变化以及树干中蕴藏的力量,让人惊诧。这是一种令四季轮回的力量。
▼きょうの立夏から、暦は夏に入る。街路樹ばかりか、生あるものすべてが躍る候。伸び盛りにある命は、新陳代謝を重ねて弾む。〈子の髪に少女の匂(にお)ひ夏来たる〉三村純也。
自今日的立夏开始,从节气上便进入夏季了。这个时节,不仅仅是街边的行道树,也是所有生命跃动的时候。正在伸展的生命,生机勃勃地进行着新陈代谢。三村纯有俳句云:女童的头发中散发着少女的气息,夏天来了。
▼新緑まぶしい季節に置かれた「こどもの日」が60回目を迎えた。子どもの人格を重んじ、幸福を図り、母に感謝すると定められたのは1948(昭和23)年夏。第1回を祝った翌49年、世の歓呼にこたえるように270万人の産声が響いた。戦後ベビーブームの頂点だ。
在这新绿耀眼的季节里,我们迎来了第60个“儿童日”。1948年夏天,儿童日被定为尊重儿童的人格;祈求幸福;感谢母亲的节日。此后第一次庆祝该节日的49年,仿佛回应世间的欢呼一般,有270万个婴儿呱呱坠地,达到了战后婴儿潮的顶点。
▼昨今の出生数は100万人強、往時の4割にとどまる。人類が経験したことのないペースで高齢化する日本。生まれ来る子どもたちは、社会全体の授かりものになるだろう。もちろん、望む人が産みやすい世にするのが先である。
当前的出生人数为100万多一点,停留在以往的40%。日本正以人类从未经历过的速度步入老龄化。即将出生的儿童,应该是全社会的天赐之宝。当然,在这之前,要使这个世界成为一个让那些有生育愿望的人能够轻松养育下一代的世界。
▼全国200の児童相談所には、虐待に絡んだ相談が日々寄せられている。06年度は3万7千件で、10年前の約10倍だ。近所や学校など、周りの目がそれだけ厳しくなったと思いたい。もっぱら親から子へと、縦に細く継がれてきた子育ての知恵を、地域や同世代で分かち合えないものか。
全国200所儿童相谈所不断接到有关虐待的咨询。06年达到3万7千件,约是10年前的10倍。我希望这个问题可以引起住所附近以及学校人们的重视。原来由父母亲向子女纵向地、一点点地传承的育儿经验,难道就不能在地区内或同代间分享吗?
▼生まれより育ち、という。あるべき論だけでなく、そう願う親心がにじむ。だからこそ、保護者には責任が、子どもには可能性が生じる。育てる力と、育つ力。ここが崩れた社会に、まぶしい季節は巡り来ない。
有这样一个说法,叫做育重于生。这不但是一个应有的观点,还渗透着父母的心愿。正因为如此,它对于监护人来说是责任,对于儿童来说是发生各种可能的机会。生育的能力和养育的精力——在这两点业已崩溃的社会上,眩目的季节是无法降临的。
解说:
1,授かりもの(さずかりもの):神仏などからたまわったもの。天から与えられたもの。「子供は天からの―だ」
2,わかち‐あ·う【分(か)ち合う】 [動ワ五(ハ四)]互いに分ける。分け合う。「喜びも悲しみも―·う」
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